税理士試験の答練はフリクションとアイロンで解き直しが捗る!

税理士の伴 洋太郎(ばん ようたろう)@ban_tax240です。

当記事を作成しているのは3月後半、もうすぐ春です。

春といえば直前対策の季節。直前対策といえば、答練の回転。最近どう?みんな、答練回してる?

当記事では直前期で答練を解きまくっている税理士受験生におすすめの、答練ハックをご紹介します。

答練用紙のコピーを取るのが面倒だった

私が初めて簿記論にチャレンジした頃のこと。

答練って、解き直し用の問題用紙と解答用紙が1セット配布されるじゃないですか。でも解き直すのが1回ってことはないので、解き直しのたびにコピーをとっていたんです。

問題用紙と解答用紙を合わせると、1回分の答練でA3見開き15ページぐらい複写します。

当然ですが、そこそこのコストがかかるし、手間もかかるし、何よりコピー機のある場所(コンビニとか、TACや大原の校舎とか)に行かねばならぬわけです。

その問題を解決しようと採用したのが、今回ご紹介する「フリクションで書いてアイロンで一気に消す法」(以下、「アイロン法」という)でした。

フリクションを一瞬にして、複数ページにわたって消す方法

百聞は一見にしかず、ひとまず御覧ください。

ね!一気に消えたでしょ?

裏面もしっかり消えますし、用紙を重ねてアイロンをかけても、3枚ぐらいはまとめて消せます。動画では5枚目まで消え去っていますね。

フリクションボールのみならず、他のフリクションシリーズ(マーカー等)でも同様に消すことができます。

あて布がなくても紙が燃えるようなことはありません。私自身なん百回もやっていると思いますが、用紙が使い物にならなくなったり、アイロンの調子が悪くなったりするようなことは一度もありませんでした。

とはいえ規格外の使い方でしょうから、自己責任で行って下さい。

アイロンの温度が高いほど、また紙へ押し付けるように圧を高めるほど、更に消えやすいのですが、やりすぎると用紙にもともと印刷されている部分のインクやトナーが剥がれることがあります。上記動画でもそうなっていますね。調整が必要なところです。

かけ面にインクやトナーが付着したまま服などにアイロンがけすると、そのトナーが移ってしまうことがあります。拭き取ってから使用しましょう。

なお答練に限らず、冊子になった問題集でも同様に使えます

当初はヘアドライヤーの熱風で消してたんですけど、それなりに時間がかかるんですよ。その点アイロンならほんとに一瞬。予熱時間のほうが長いくらいです。

この方法を採用して以降は、朝出かける前にその日解く予定の答練をアイロンがけして、カバンに詰めるという作業がルーティンになりました。

注意点

受験時代に重宝していたアイロン法ですが、注意点もあります。

アイロンとアイロン台が必要

当たり前のことですね。

私は従来より自室にアイロンとアイロン台を置いて、本来の目的で使っていました。それをフリクションを消すのに流用しただけです。

現在アイロンとアイロン台をお持ちない方にとっては、追加の支出と置き場所の確保が必要になってしまいますよね。

ただ、それだけの投資をする価値が「アイロン法」にはあると思っていますので、コレを機にハンカチやシャツを自分でアイロンがけする習慣も身につけるとか、どうでしょう?

フリクションは本試験では使用禁止

試験案内にもバッツリ書いてあります。

答案の作成には、必ず黒又は青インキの筆記具を使用して下さい。鉛筆、消せるボールペン等の修正可能な筆記具及び修正液(修正テープを含む。)の使用は認めません。黒又は青インキの筆記具以外のもので記入した答案は採点されません。 なお、問題用紙及び計算用紙に限り、鉛筆、色付ペン及びプラスチック製消しゴムの使用を認めます。

採点されないのは、マズイですよねぇ。誤って使うことを避けるため、本試験会場にはフリクションを持ち込まないようにしたほうが無難でしょう。

となると、普段答練で使っているペン(フリクション)と本試験で使うペンが異なるわけですから、「使い心地に違和感があって集中できない」といった事態が起こることも想定されます。

私はコレに対応するため、初めて答練を解くときにはフリクションを使っていませんでしたし、試験の1週間くらい前からはフリクション禁止にしていました。

「アイロン法」を使うかどうかは別として、普段フリクションをお使いのかたは、本試験を意識して使い分けされることをオススメします。

薄っすら跡が残る

フリクションのインクは、熱を加えると無色透明になるんです。インクが消え去るというわけではありません

ですから、光の加減で薄っすらと筆跡が見えるときがあるんですね。ほんとに薄っすらですけどね。目を凝らせばなんとか読めるかな?、っていうくらいのレベル。

どうしても気になる方は、やはり答練のたびにまっさらな用紙を調達する必要がありましょう。

ただしこの点については、メリットも有ると考えています。

マリオカートでいうところのゴーストカートみたいなもので、過去の自分と対決するような感覚が味わえるんですよ。

過去の俺、この回答欄埋められなかったんか!今回の俺は違うぜ。

とか

なるほど、このあたりにメモ書きしたわけだな。賢いな過去の俺!

といった具合に気づきが得られる、と思うわけです。

それに何度も上書きしていると、筆跡が浮かんでも判読できないようになります、私の場合

判読できないくらいの回数、上書き(解き直し)する。

ということとを一つの行動指標としていたくらいです。

まとめ

フリクションをアイロンで一気に消す方法をお伝えしました。

とにかくいっぺん、やってみていただきたいです。

ほんと一瞬で消えるんで、初めてやったときには驚きのあまり笑っちゃいました。「ウヒョッ」とか、変な声も出てたと思います。

お試しあれ~。

この記事を書いたひと

伴 洋太郎(ばん ようたろう)
伴 洋太郎(ばん ようたろう)税理士
BANZAI税理士事務所 代表税理士。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1982年6月21日生まれ。個人事業主、フリーランス、小規模法人の税務が得意で、一般の方向けにやさしい解説記事を書けるのが強み。詳しいプロフィールはこちら。
pagetop
MENU CLOSE
https://ban-tax.com