当記事では、クラウド会計freeeのユーザーコミュニティ、freee"マジカチ"meetup!について、わたしがリーダー(運営者)を務める名古屋地区での取り組みを中心にご案内いたします。
freee"マジカチ"meetup!@名古屋とは
クラウド会計・人事労務プロダクトであるfreeeの認定アドバイザーや、将来認定アドバイザーになる予定のある方が集まって催されるユーザーコミュニティの名古屋地域版です。
なお、下記動画では東京、大阪、福岡の各リーダーが「freee"マジカチ"meetup!とは?」という問いに答えています。
紹介動画をご覧いただくとわかるのですが、
という問に対して、各地域のリーダーは異なるメッセージを発しています。これは、各地域会の運営がリーダーの自主性に任されているためです。
ちなみに僕はよく、芋煮会に例えています。
ご存知ですか?河原にみんなであつまって、里芋の入った鍋をみんなでつついて、おいしいね~楽しいね~ってやる、あの会です。
アレに似てるなと。
- おいしくいただく
- 参加者が持ち寄る
- 独自のアレンジを加える
おいしくいただく
芋煮会はお鍋をおいしくいただく会です。
マジカチも同じで、ユーザーが主体的にfreeeをおいしく楽しくいただく会だと思っています。
参加者が持ち寄る
芋煮会では、参加者から食材が持ち寄られたり、調理ノウハウが提供されて一つの鍋が仕上がります。
マジカチも同様、色んなバックボーンを持つユーザーが、持っている知識やノウハウ、経験、はたまた疑問や要望などを持ち寄ることで成立しています。
とくに、まだまだfreeeのことに詳しくない方々が寄せられる、素朴な感想や質問は重要であると考えています。
独自のアレンジを加える
芋煮会で食べた鍋が美味しければ、ご家庭にそのレシピを持ち帰り、家庭独自のアレンジを加えて大切な人に提供することもありましょう。
マジカチもそう、参加者が得られた知識や情報、ノウハウなどを事務所に持ち帰り、独自のアレンジを加えて顧客に提供できるものであると考えています。
つまり、顧客への価値提供こそが、マジカチ参加後の最終的なアウトプットだということです。
解釈はそれぞれ異なっていていい
なお大阪地区のとあるリーダーは、マジカチを
などと、イカしたものに例えておりました。
「日本の主に青森県を除く東北地方各地で行われる伝統的な季節行事」を引き合いに出した僕のことを、イカした彼は
などと思ってはいまいか、まだ聞けないままです。
ともあれ、マジカチとはこういうものだ!という明確な指針は無く、同じ方向性を保ちつつそれぞれが自由に解釈しているものなのです。
実際各地域ごとに運営の細かなあしらいは異なっていて、それぞれに特色があります。
具体的な内容
名古屋のmeetup!では、大体2時間くらいかけて、以下の内容を実施します。
- ライトニング・トーク
- グループディスカッション
- 懇親会
ライトニング・トーク
ライトニング・トーク(LT)とは、「稲妻喋り」という小学生が考えた最強のワザみたいな日本語訳が示すとおり、短時間(10分)で行う短いプレゼンのことです。
毎回3~4名の方にご登壇いただきます。
話す内容は登壇者に一任しており、おおよそ『freee"マジカチ"meetup!@名古屋とは』でお話したようなことが叶うものであれば、特に制約を設けておりません。
これがまぁ皆さん、ご自身の成功体験や失敗談、具体的な活用方法などをガンガン披露していただけるので、めちゃくちゃ助かります。
グループディスカッション
各LTの後に行うものです。
5名程度の参加者でグループを組み、LTの感想や意見、疑問質問、はたまた「もっとこうすればいいのに」という提案などをディスカッションします。
その際には「えんたくん」というダンボール製の即席円卓を囲み、ブレインストーミングみたいな感じで付箋に意見を書き出していただきます。
名古屋で初のえんたくんタイム!!#マジカチ pic.twitter.com/7VQNTbiE7R
— kei tanaka (@freee_kei) 2019年6月20日
あえて付箋に書くのは、ディスカッションが苦手な方のご意見も可視化するためです。
参加者が気になった付箋をピックアップして「そうそう」とか「なるほど」とか言ったふうに会話が盛り上がっていきます。
もちろん、付箋を書く間も無いほど話が盛り上がることもありますし、その逆のこともあるのですが。
自分の思いもよらなかった観点からの意見が飛び出すことも多く、LTのインプット効果を高めてくれる取り組みであると考えています。
懇親会
最後には軽食・お酒つきの懇親会をご用意しております。
LT登壇者は10分しか時間が与えられていないので、細かいディテールをかなり削ってお話しされます。
ゆえに
と思っておられるんです。LTあるあるです。
もちろん、聞く側の
という思いも同じです。
ディスカッションの卓を同じくしたことで
という方が現れるかもしれません。
どうぞ、懇親会をご活用下さい。
参加するメリット
参加するからには、なにか得られるものがなきゃいけません、
僕自身が参加して感じたり、ご意見としてうかがった参加者のメリットは以下のとおりです。
- 改善要望をより熱量を込めて、より近い距離からfreeeに伝えられる
- コミュニティを通じて、freeeが公式にはアナウンスしないような「裏技」的な活用法を知ることができる
- 自身の取り組みを秘匿せず、あえて共有することで、参加者各自がフィードバックを得られる
- たのしい
最後だけバカになったの?とお思いでしょうが、そうではありません。
士業って『ソフトなに使ってるの?』って話題で結構盛り上がるじゃないですか?
マジカチの場合、同じfreeeを使っている(予定も含む)同士が集まるので、その盛り上がりはヤキモチ焼いた女の子のほっぺたくらい膨らむのです。
いや、なんだこれわかりづらい。可愛さで乗り切ろうとしたけどダメだった。
ま、とにかく楽しむということを重視しているのです。芋煮フェスなので。
freee株式会社との関係
誤解されがちなところなのですが、この会はfreee株式会社の主催ではありません。
たしかに、当コミュニティは、freee株式会社さまのマーケティング施策(コミュニティ・マーケティング)として発足したものです。
その狙いは、freee社員である田中圭氏のインタビューで詳述されています。
いっぽうで、各meetup!の告知も受付も設営も進行も片付けも反省も、すべて各地のリーダーが自発的におこなっているものです。freee社の方が会場におこしいただく際は、他の参加者およびリーダーと同様にチケットを購入していただいています。
もちろん、お手伝いはしていただいてますよ。
コミュニティ担当の田中さん、川崎さんというfreee社員の方にめちゃくちゃ支援してもらってて、感謝しきれません。名古屋の会場も、中部支社さまのご厚意で無償利用いたしております。
ただし彼らは「黒子に徹する」ということを強く意識しており、頼んでも前面に出て来ることはしません。
またときには、フィードバックと称した「ユーザーの文句」をぶつけるサンドバックになることも…。
伴さんのLTは2回心臓が止まりましたw
— kei tanaka (@freee_kei) 2019年6月20日
それでもニコニコ笑っている田中・川崎両氏は、たぶんマゾなんだとおもう。
参加要件
freeeのユーザーコミュニティという性質上、参加には一定の要件を設けております。
- 会計freeeもしくは人事労務freeeを認定アドバイザーとしてご利用中の方、又は今後認定アドバイザーとして会計freeeもしくは人事労務freeeを利用したいとお考えの方
- 会計事務所にお勤めの方、社労士事務所にお勤めの方、監査法人にお勤めの方で独立検討中の方、経理代行業者など会計に関連する事業に従事している方
上記のいずれにも該当しない方につきましては、参加をお断りすることもあります。
ご了承くださいませ。
営業禁止
当コミュニティにおいては、商談、勧誘、告知、その他これに準ずる営業活動全般を禁じています。(マジカチmeetup!の開催告知を除く)
freee社から発せられるアップデート告知ですら、これに抵触すると考えています。
参加される方が気兼ねなく後腐れなく、そして楽しく参加できるように、大事にしていることです。
と冒頭に申しましたね。
ではその芋煮会の会場にカーネル・サンダースが乗り込んできて
って迫ってきたらどうでしょう。白けますよね。
いや、実際カーネル乗り込んできたら1バーレル分ぐらい笑いますけど。たとえ話なんで。
twitterでの発信
当コミュニティでは、会場の様子をリアルタイムで、それも頻繁にtwitterで発信しています。
- たくさんの方に現場を感じていただきたい
- 直接お聞きできないご意見を、SNSを通じて聞きたい
- 自身のフォロワーにシェアしたい情報がある
- メモ用
またツイートする際には、「#マジカチ」というハッシュタグをつけています。これは#マジカチを「meetup!会場のひとつ」と捉えているためです。
マジカチは「持ち寄る場」だと申しました。現実の会場がそうであるように、twitter上でもそれが出来たらいいな、という気持ちでいます。
とはいえ、
というtwitter民の方もいらっしゃることと思います。
そんなときは、#マジカチをミュートしてくだされば、現地会場を退出するのと同じように、twitter別館からも退出頂けます。
操作を強いてしまうのは大変に恐縮ですが、何卒ご容赦ください。
またもちろん、参加した方が会場の様子をツイートしてくださるのであれば、この上なく嬉しいです。スパイスの最適な調合を発見したカーネル・サンダースくらい喜びます。
ですから、
とアナウンスもいたします。
ただ、参加者におかれましては、あくまでご自身の判断で振る舞っていただければ結構です。いっさい強制も圧力もかけませんので。
まとめ
freee"マジカチ"meetup!@名古屋の取り組みをご紹介しました。
参加をご検討いただける方、ご興味を持っていただけた方は、ぜひfreee "マジ価値" meetup! @名古屋のFacebookグループに参加申請なさって下さい。
過去の活動実績や次回meetup!の告知、他地域の活動報告などをご覧いただくことができます。
この記事を書いたひと
- BANZAI税理士事務所 代表税理士。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1982年6月21日生まれ。個人事業主、フリーランス、小規模法人の税務が得意で、一般の方向けにやさしい解説記事を書けるのが強み。詳しいプロフィールはこちら。
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