kintone認定アソシエイトってなに?
どうやって勉強したら試験に合格できる?
そうお考えの方へ向けた記事です。
当記事では、kintone認定アソシエイトの内容や試験の勉強方法について、ギリギリ一発合格できた私の経験からお話しいたします。
読んでいただくと、次のようなことがわかりますよ!
- 認定アソシエイトってなに?
kintoneを提供するサイボウズ社が認定する資格のひとつで、kintoneを使った業務改善スキルがあることを証明するものです。 - 試験はどんなかんじ?
希望の会場、希望の時間で受験できます。けっこう難しいです。あと受験料金が高い。 - 試験対策はどうやったらいい?
私が実際に行った対策をご紹介します。試験対策テキストや公式ヘルプを使いながら、実際にシステムを触って勉強しました。
アソシエイトは、上位資格の入口
kintone認定アソシエイトとは、kintoneを提供するサイボウズ社が認定する資格のひとつです。
試験に合格することで、認定をうけられます。
kintone認定 アソシエイトは、kintoneの機能および設定方法に関する体系的な知識を持ち、kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明します。
kintone 認定資格の種類について
認定資格は4段階6種類に分かれていて、上位資格にチャレンジする場合には、この”アソシエイト”資格から順にチャレンジしていくことになります。
kintone認定資格制度
試験合格は簡単じゃない
アソシエイトの認定を受けるためには、試験に合格する必要があります。試験の概要については公式ページをご確認ください。
以下、公式ページでは語られていないことも踏まえてご紹介します。
難易度は、けっこう高い
過去の合格率は公表されていないのですが、私の実感では結構難しかったです。
知ってりゃ解ける、知らなきゃ解けない、そんな問題が多いもんですから。
普段kintoneをバリバリ使ってるかたでも、触ったことない設定って多いと思うんですよ。そういう点をズバッと突かれるもんだから、ギクッとしちゃいます。
実務スキルを問うというよりは、広く体系的な理解を問うような内容なんです。対策してないと普通に落ちますね、アレは。
ちなみに合格基準も非公表なのですが、ネットで調べた感じ&自分の実績からすると、正答率70%が基準となるようです。
過去問が見られないから、対策は大変
アソシエイト認定試験の過去問題は、公表されていません。認定資格の質を保つためだそうです。
受験の際には「秘密保持契約」への同意を求められて出題内容を公開することを禁じられますし、なんなら「間違えた箇所」や「模範解答」すら教えてもらえません(試験後に教えてもらえるのは、合否結果と正答率のみ)。
公式ページの「サンプル問題」や試験対策テキストの「練習問題」はあるものの、同じ問題は(少なくとも私が受験した際には)出題されませんでした。
過去問を解きまくって答えを覚える、といった対策がふさがれているんですね。これは大変です。
受験料は15,000円(税別)と高額
アソシエイト認定試験の受験料は15,000円(消費税別、学割あり)と、かなりの金額です。
なお私のばあいは「おうちで学ぼうキントーンキャンペーン」というkintone契約者向けの期間限定特典を使えたので、受験料は無料で済みました。
試験対策は専用テキストがおススメ
アソシエイト認定試験には専用の試験対策コンテンツがありますので、これらを活用することをお勧めします。
- 試験対策テキスト
試験の出題範囲を網羅しているうえ、練習問題もたっぷり(約140問)掲載されています。 - 試験対策動画
上記テキストの内容に準拠して作成されています。
以下、私が行った対策をご紹介します。
- 対策テキストを読む
- kintoneを触って確認する
- 対策テキストの練習問題を解く
- 1~3を繰り返して正答率を高める
対策テキストを読む
まずはいったん、試験対策テキストをひととおり読みます。
いきなり練習問題にとりかかっても大半が解けないので、かえって非効率だと思います(よっぽど予備知識のある方を除く)。
それに、本番では練習問題に掲載されていない論点も普通に出題されます。そういう問題にそつなく対応するためには、テキスト読み込んでおくことが欠かせません。
私はこのテキスト読みが甘かった(通しで読んだのは1回だけ)ので、本試験で対応できない問題がいくつもありました。
実際にkintoneを触って確認する
対策テキストを読みながら、kintoneを実際に触って内容を確かめます。
テキストにはたくさん画面キャプチャが載っているので、実際の画面を見ずともイメージはできます。それでも、可能な限りkintoneを操作して確認したほうがいいでしょう。そのほうが理解がすすみますし、後々まで記憶が残りやすいですから。
面倒でも、手を動かして覚えることをおススメめします。
さいわい、kintoneは30日間の無料使用期間がありますし、30日経過後の再試用も可能です(再試用前のデータや設定は引き継がれません)。
対策テキストの練習問題を解く
テキストを読み、システムを触って内容を確認したら、いよいよ対策テキストの練習問題を解きます。
この時、回答とその正否、間違えたポイントなどを記録しておくと、習熟ぐあいを確認できるのでおススメです。
答え合わせと復習を繰り返して正答率を高める
テキストは第1章から第7章までカテゴリ分けされているので、カテゴリごとに「テキスト読む→kintone触る→問題解く」を繰り返します。
繰り返すうちに苦手な論点が見えてきたら、その箇所を重点的に見直すと良いでしょう。
私は本試験までに練習問題を5回解き、5回目には全体の正答率が95%を超えました(繰り返しますが、本試験の正答率は70%しかありません)。
まとめ
kintone認定アソシエイトの内容や試験の勉強方法について、ギリギリ一発合格できた私の経験からお話しいたしました。
- 認定アソシエイトってなに?
kintoneを提供するサイボウズ社が認定する資格のひとつで、kintoneを使った業務改善スキルがあることを証明するものです。 - 試験はどんなかんじ?
希望の会場、希望の時間で受験できます。けっこう難しいです。あと受験料金が高い。 - 試験対策はどうやったらいい?
私が実際に行った対策をご紹介します。試験対策テキストや公式ヘルプを使いながら、実際にシステムを触って勉強しました。
この記事を書いたひと
- BANZAI税理士事務所 代表税理士。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1982年6月21日生まれ。個人事業主、フリーランス、小規模法人の税務が得意で、一般の方向けにやさしい解説記事を書けるのが強み。詳しいプロフィールはこちら。
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